転職を考えるべき?職場や現職のアンマッチ3選

キャリア

 

このまま会社に居続けるべきか、転職すべきかモヤモヤするのよね。

転職を決断するときって具体的にどんな時なんだろう・・・

 

あなたの頭に「転職」が浮かんだとき、背景には何かしらの不安や不満があるでしょう。

もしかしたら、「転職は現状から逃げるようで嫌だ」という人もいるかもしれません。

しかし実は、人間は不安な気持ちが大きな動機となって、行動力が上がるって知ってます?

現状への不安や不満は、将来を切り開く大きなエネルギーにもなるんです。

皆さんの周りでも、転職する方が珍しくなくなってきたのではと思いますが、いまの日本において転職はキャリアアップや環境改善の有効な手段として定着してきています。

最終的には転職をしない判断も、もちろんありです。

しかしその結論を出すまでの課程で、現状を棚卸ししてみることは、将来を考える上でとても有効です。そこで、キャリアの一つの選択肢として転職を考えるべきアンマッチについて以下にまとめてみました。

 

(1)キャリアのアンマッチ

あなたが思い描くキャリアと、会社があなたに期待しているキャリアに相違があるとき、ひとつの転職を検討するタイミングと言えます。

具体的に、今の会社で働き続けた場合、5年後10年後に以下のポイントがどうなっているか考えてみましょう。

5年後の業務内容は?

会社でキャリアモデルや教育計画が公開されている場合は、それも参考になるかと思いますが、一番リアルなのは「あなたの先輩・上司」の状況を参考にすることです。

例えば5年先輩の社員がやっている仕事が、いまのあなたとそう変わらない場合、あなたはどう感じますか?

人によっては、変わらない方が心地が良い場合もあるでしょう。

もし、5年先も同じような業務をすることに対して「もっと成長したい」「さらに責任のある業務をこなせるようになっていたい」と物足りなさを感じる場合は、転職を視野に入れてもいいかもしれません。

目標とするキャリアに到達するのは何年後くらい?

あなたが目標としている業務・レベルに達するには、あとどのくらいかかるでしょうか。

これも上記と重なりますが、その目標業務に就いている社員の入社年数や年齢が参考になるでしょう。

但し、これは社内だけを参考にするのではなく他社の状況も参考にすべきです。

今の会社では通常10年かかるけれども、他の会社で5年で到達している人がいるとしたら?

このように、会社によって育成の手厚さや若手登用のポリシーなどで、目標の業務に就くまでの平均年数に差が生まれることがあります。

この場合、自分のキャリアの計画と照らし合わせて、より早くチャレンジできる会社へ転職することも検討すべきでしょう。

 

(2)給与・昇給のアンマッチ

あなたはこの一年でどれくらい昇給しましたか?

「こないだ給与明細と一緒に昇給明細を渡されたけど、あんまり見てないな~」

なんて言っているそこのあなた、要注意です。

この一年の昇給額から、将来の昇給額=年収もおおよそ予想できるはずです。

会社によっては、人事部が昇給プランや給与体系を公開しているところもあるため、ぜひ情報がある方は見てみてください。

また、役職によって役職給が決まっている会社も多いため、数年後に自分がその役職に就いたときの収入もおおよそ予測できるでしょう。

それらの予測と、自分が実現したい生活に必要な収入を比較してみましょう。

「今は給与少ないけど、数年後は基本給がこれくらい増えて、あと資格給も出るからだいぶ増えるな」「この基本給の増えるペースでは満足できないかも…」など、あなたが必要とする水準と比較してどうでしょうか?もしアンマッチの場合は転職を検討しても良いでしょう。

転職では、あなたの現年収を参考に金額をオファーしてくる会社がほとんどですので、年収アップということも多いです。また、入社後の昇給率も今の会社と比べて高いところに行けるのが理想ですね。

 

(3)人間関係のアンマッチ

毎日顔を合わせて働く同僚。彼らとの相性は言うまでもなく大事ですよね。

あなたが所属しているチームワークの良さだけでなく、上司部下の関係や関係部署との連携など、会社組織の強さも見えてくるのがこの人間関係分野かと思います。そのような点も含めていくつか考えてみましょう。

役職者はどんな人が多いか

会社で役職者として活躍している人物=評価される人物です。

今の会社における役職者の振る舞いや仕事ぶりを見て、「自分もああなりたい」「将来像はコレ!」と思えるかどうかは、一つの判断基準になります。

もし会社の役職者の振る舞いに同調しづらく、目標にできない場合、あなたは将来この組織で評価されづらい可能性が高いです。(現在の役職と同じような人が評価されがちなため)

それでも今の会社で活躍したい場合は、仕事のスタイルを変えて今の役職者のスタイルを自分に取り入れるというのが一つの解決方法です。

どうしても今の会社でなければならない場合はそれでも良いでしょうが、長期的には無理が出てくる場合があるため、外に目を向けてみるのも良いでしょう。

あなたの目標に近いスタイルの役職者が活躍している組織があるかもしれません。

一部の人に負担が偏っていないか

仕事ができる人には、より多くの業務が任されるのは良くあることですが、それが慢性的に起こっていて傍から見て「大変そうだな」「任されている本人は不満そうだな」と感じることはないでしょうか?

または、まさにあなた自身が仕事を多く任される立場になっていないでしょうか?

仕事が多い分、評価や昇給・昇進で会社側が待遇を良くしてくれる場合は良いと思いますが、例えば上司に相談しても改善されない、待遇の改善もない場合は転職を検討しても良いかと思います。

あなたが今その状況に立たされていなくても、ゆくゆく成長して多くの業務をこなせるようになったり、いま負担を負っている人が会社を辞めてしまった場合にはどうなるでしょうか?

仕事の偏りが大きく改善されない組織の場合は、あなたの力量と周りの能力の差が大きくなったときに不都合が起きる可能性が高いので、長期的には良い環境とは言えないかもしれません。

まとめ

今回取り上げたアンマッチ3選は、今の会社で長期的に仕事を続けていくのに大きな障壁になりそうなものをピックアップしました。

これらのアンマッチをまずは認識して、これからどのようにキャリアを組み立てていくのか考えるきっかけになれば幸いです。

ただ一つお伝えしたいのが、最終的に転職するかどうかは大きな決断ですので性急に進めるのはお薦めしませんが、「たまに転職活動をして自分の市場価値や求人動向を知っておくこと」は強くお薦めします

今後のサイヨウカチョーの転職相談室では、具体的な転職活動やキャリア形成に有益な情報を発信していきたいと思います。

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