数字とか苦手だけれど、転職に有利と聞いたので簿記3級をとりたい。
仕事をしながらの勉強は大変そうだけど、どうしたら効率的に合格できるのかな?
多くの資格の中でも、転職に有利と言われている簿記3級。
転職において簿記資格が最もためになったというランキング結果も出ています。
「とはいえ時間がない・勉強が苦手」という方は必見!
筆者が2022年に独学2か月で合格した具体的な方法をお教えします。
この記事をお勧めしたい人は、
- 簿記3級の勉強を始めようとしている
- 転職に有利な資格をサクッと取得したい
- 勉強は嫌いだけど、資格をとるために頑張りたい
- お金をかけずに資格取得したい
合わせて、なぜ簿記が役に立つのかもこちらの記事でまとめてあるのでお勧めです。
はじめる前に用意したもの
電卓
できれば100均とかではなく少し良いものを購入しましょう。
あまり安いとボタンの反応が良くなかったり、軽すぎてタイプしている間に電卓が動いてしまったりと試験に集中しづらくなってしまいます。筆者的には安定感のあるタイプの電卓を使って良かったと思います。
参考までに筆者が使用していたのは CASIOの実務用電卓 です。
テキスト
中古ではなく最新版を使用してください。なぜなら、簿記は毎年のように試験範囲に改訂があるために古いテキストだと違う箇所を勉強してしまう恐れがあります。
筆者は TACのテキスト を利用しました。
問題集
テキストと同様、最新版を購入しましょう。
筆者は TACの予想問題集 を使用しました。
アプリ
無料アプリでも、しっかり仕訳練習ができるものがあります。
検索すると色々出てくると思いますが、筆者は Trips LLCのアプリ を利用していました。
仕訳問題が充実しているのと、解説もしっかり書かれていて無料とは思えないほど良心的でした。
スケジュールの確保
継続的に勉強していく必要があるので、先に試験日を決めてしまって、それまでの勉強時間をスケジュール上で押さえてしまうことをおすすめします。
筆者は2か月先に試験日を決めて、その場で申し込みまで済ませました。
試験申し込みHPは こちら
最初の1か月はテキストを終わらせ、2か月目には問題集をやりきる流れでスケジュール調整をしました。
平日は1日30分、休日は1~2時間の勉強時間を確保しました。
問題集に入ると、一回の問題で一時間半くらいかかる(下記のステップ⑥参照)ため、2か月目は平日週一回は一時間半とって、休日も午前中を勉強にあてました。
あとは電車移動や休憩などのすき間時間を活用しました。
ステップ①模擬問題をやってみる
え!?いきなり本番と同じような問題を解くの?
最初は全く点数を取れないでしょうが、それでもやる価値があります。
まず受けたい試験に対する「①今の知識レベル ②受けようとしている試験のレベルと内容」を把握することが必要だからです。
この時点では全く点数も取れなくてもOK。試験日までに自分が解けるようになる問題がどんなものかを知ることで、どこに向かって努力するべきなのかイメージします。
正直、ゴールを知らずに勉強を進めるのはかなり地獄です。
筆者はテキストの巻末についていた模擬試験を解いてみました。
もちろんその時は全くできなかったのですが、「これは心して勉強しないと」とモチベーションを新たにするきっかけにもなりました。
ステップ②すき間時間にアプリで仕訳練習
簿記試験に受かるために避けて通れないのは「仕訳」ができるようになることです。
むしろ、仕訳ができれば正直8割方受かったも同然です。
仕訳ができるようになるには、数をこなして慣れることです。
最初はチンプンカンプンでも大丈夫。アプリ解答の解説を読んだり、テキストで勉強を進めていくうちに腹落ちしてきます。
筆者は家でのテキスト勉強と並行して、電車や休憩中などにはアプリで試験直前までひたすら仕訳の練習を繰り返しました。
ステップ③目次と巻頭で簿記の流れをつかむ
ここでやっとテキストが出てきますが、まだ本編は開きません。
筆者が使用したテキストには、巻頭に簿記の全体の流れが載っていました。
目次と巻頭の資料に目を通し、全体のイメージをつかみます。
具体的には、「簿記作業ではどんなことをするのか」、「どんな項目があるのか」を考えながら目を通しました。
ステップ④テキスト読む→例題を解く
ここでやっとテキストを始めるのね
試験の問題、簿記の全体の流れをおおよそ頭に入れてから、いよいよテキストの内容に入っていきます。
筆者の場合は1章読んだら、巻末の該当箇所の例題を解く、を繰り返していきました。
例題を解いてみて、間違えたり意味がわからなければテキストを読み返す流れです。
平日は30分ほどのまとまった時間を確保して、進めていきました。
頑張って1日で進めようとせず、短い時間でも勉強を続けることを意識していました。
試験1か月前からは問題集で模擬問題に入っておいたほうがいいので、テキストは最低でも1か月前までに終われるよう、逆算しながら消化していきましょう。
ステップ⑤休日はYoutubeで知識を補足
平日、テキストやアプリを通して勉強を進めていくと、いつもつまづく箇所やなかなか頭に入ってこない箇所が出てきます。
そこを中心に、休日はYoutubeで勉強していました。
筆者のおススメは ふくしままさゆきさん の動画です。他の簿記勉強系HPなどでも紹介されていますので、まずは間違いがないチャンネルかなと思います。
内容別に短めの動画がアップされているので、自分が引っかかっている個所だけ見れば効率的です。さらに時間があれば、一連の簿記3級範囲の動画を通して見てみると良いでしょう。
ステップ⑥テキスト終わったら問題集を解く
テキストの最後まで勉強し終えたら、いよいよ問題集に入ります。
筆者の購入した問題集には9回分の模試問題があったので、平日1回、休日に1回分ずつ実施していきました。
さらに重要だと思うのが、問題を解いた直後に答え合わせをして、間違えた箇所の解説を理解できるまで読み込むことです。
一つの模試問題を解いて解説を読むまでやると1時間半くらいかかりますので、このステップに入ってからは簿記勉強のための時間確保をかなり意識して生活していました。
簿記試験日の1か月前からは、「水曜はノー残業で帰って問題をやる」「〇曜日は一時間早く起きる」「休日の午前中は簿記勉強の時間」など、事前にスケジュールをブロックしておくことをお勧めします。
ステップ⑦無料の模擬試験問題を解く
筆者はインターネット試験を利用しました。
ネット試験を受験する人に強くお勧めしたいのがネット試験の模擬試験です。
正直、これをやっていなかったら本番画面に戸惑って時間をロスしていただろうなと思います。ネット試験を初めて受ける方にはかなり重要なステップです。
筆者は こちら を利用したので参考になると幸いです。おそらく探せば他にもあると思いますが、3回くらいやっておけば十分かなと思います。
また、「簿記 無料 問題」などで検索をすると無料の模擬試験がダウンロードできるサイトもありますので、最終確認ということでこれらの問題にもチャレンジしておくと良いでしょう。
ステップ⑧本番
試験直前に最終確認の時間が取れるよう、休日を試験日に設定して、会場近くのカフェで過ごしました。
アプリで仕訳の最終確認をしたり、問題集で間違えた箇所を見返していました。
ここまでのステップを進めてきた方は安心して受験しましょう。
電卓だけは忘れないように気を付けてくださいね!
絶対合格したい人へのサポート情報
独学だと少し心配。
確実に合格したいので、サポートがあると嬉しいな
誰かに直接聞きたいときや、応援してほしいときもありますよね。
そんな方へのフォロー策としては クレアール がおススメです。
筆者が資格勉強を始める前に、色んなサイトやSNSで勉強方法を調べていたところ、おススメしている人が多かったサービスです。
費用も1万円ほどで、かつサポートも充実しているので興味のある方はプログラムをチェックしてみましょう。
まとめ
転職にも有利な簿記3級ですが、計画的に勉強をすればお金をかけず短期間で取得することができるコストパフォーマンスの高い資格です。
「履歴書に自信がない」、「転職前にもう一つ強みが欲しい」という方はぜひチャレンジしてみてくださいね。
あなたの転職と人生の成功を祈っています!
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